「あぁ〜、全然文章が書けない」
「1時間で100文字しか書けなかった…」
私自身ライターを始める前は、文章を書けずに悩みました。
文章を書けないって意外と辛いし、「自分はダメだ…」なんて自己嫌悪になってしまうんですよね。
ということで、この記事では「文章が書けない4つ原因と4つ解決方法」をお伝えします。
1日1000文字しか書けなかった私が、1日2万文字書けるようになったメソッドを交えてご説明します!
・文章を書くのに時間がかかる人
・文章をうまく書けない人
・自分の文章に自信が持てない人
・文章が書けない理由がわからない人
文章が書けない4つの原因
書けずに悩んでしまう…という人には、必ず原因があります。それを4つに分けて解説していきます。
①書く内容が足りないorよく知らない
文章が書けない原因の1つが、書くべき内容が足りないことです。
文章を書くには、素材が必要です。当然ですが、書く内容が手元になければ、何も書けません。たとえば、もしあなたがカレーを作ろうとしたときに、白米やカレー粉、スパイス、ニンジン、タマネギなどの材料を用意しますよね。それと同じことが、文章にもいえます。
またそれと同時に、もう1つの文章が書けない原因は、書く内容をよく知らないからでもあります。これもまた、カレーを例にするとわかりやすいです。もしカレーという料理をよく知らなければ、美味しいカレーはできません。それどころか、そもそもカレーを作ることすらできないでしょう。
もし文章が書けない…と行き詰まったら、文章を書く内容が足りなかったり、知らなかったりすることで、書けなくなっているかもしれません。
②文章の型を知らない
文章というのは、型があります。その型を知らないことが原因で、文章が書けないのです。
もしその型を使わないと、どうやって書けばいいのかわからなくなってしまいますし、すごく時間がかかります。たとえば、クッキーを作る場合、多くの人が星型やハート型の型抜きを使うことで、簡単に可愛いクッキーを作りますよね。型抜きを使わずに、1つ1つ作っていたらキリがありません。
これもまた、文章と同じです。文章の型を使えば、誰でも簡単に文章を書くことができます。もし文章を書けないと悩んでいるなら、文章力が原因ではありません。文章の型を知らないだけです。
③完璧主義
完璧主義というのは、文章が書けない原因になります。
そもそも、文章というのは情報を伝える完璧なツールではありません。書き手のレベルや読み手の状況次第で、解釈が変わるからです。書き手が思う「面白い」と、読み手が思う「面白い」は違うのです。自分の常識は、他人の非常識かもしれません。
つまり、完璧な文章を書こうとするのは不可能なのです。どんな人にも届くような完璧な文章は、永遠に書けないのです。文章が書けないと悩んでいるあなた、完璧主義が原因かもしれません。
④いきなり書き始める
どんな優秀なライターでも、いきなり書き始めることはありません。書く前の準備を整えてから書き始めます。いきなり書き始めても、なかなか書けないというのが実情です。
なぜなら、文章というのは、考える作業がほとんどだからです。集めた情報・知識をもとに、読者求めていることを考える。どのようにしたら伝わるのか、構成を考える。これらの考える作業こそが、文章を本質といえます。
正直なところ、いきなり書き始めても文章は書くことはできます。しかし、書く速度は遅いうえに、伝わりにくい文章になっているはずです。どんな優秀な人でも、何回も文章を見直したり、手直したり、文章を整えています。文章をいきなり書き始めることは、得策ではありません。
文章を書けるようになる4つの解決方法
文章が書けない原因がわかったところで、次はその解決方法をみていきます。全部で4つあります。
①書く内容をよく調べる
文章をスラスラ書くためには、書く内容をしっかり調べましょう。
どのような文章を書くかイメージしながら、素材を集めてください。具体的な素材の集め方は、2パターンです。
1つ目は、自分の知識を素材にするパターン。自分が知っていることはもちろんのこと、考えて見つかった「答え」も素材になります。効率的に集めるコツは、書く内容に合わせて、ひたすら紙に書き出すこと。連想ゲームのような感覚で、ひたすら頭の棚卸をしてみてはいかがですか?
2つ目は、外から知識を持ってくるパターン。自分の知らないことを、人に聞いたり、本を読んだりして集めましょう。注意点は、書く内容を念頭に置いて集めること。夢中で素材を集めると、書く内容を忘れてがちです。余計なものを集めずに、内容に沿った素材を集める意識をしましょう。
②誰でも使える型を身につけましょう「PREP法」
もし私が「最も大切な文章の型は?」と聞かれたら、間違いなく「PREP法」と答えるでしょう。
PREP法とは、「結論」→「理由」→「事例」→「まとめ」という順番で書く文章の型です。なぜPREP法がオススメなのかというと、わかりやすく読者に伝わり、かつ、書き手である自分も簡単に使いこなせすことができるからです。
では実際にPREP法を使ってみます。
「シンプルに生きると楽になります。なぜなら、余計なこと・思い込みに縛られないからです。たとえば、親の期待に応えなければいけないという思い込みなどは、その人らしさを奪います。よって、シンプルに生きることでストレスなく生活できます。
いかがでしょうか。文章の内容はさておき、わかりやすく伝わりませんか?ちなみにこの文章、30秒くらいで書くことができます。楽チンですね。
③「完璧主義」より「完成主義」
文章を書くには、完璧主義ではなく、完成主義になりましょう。
先ほどの通り、そもそも文章というのは完璧な情報伝達ツールではありません。そんな完璧ではないものに、時間をかけていてはムダです。つまりやるべきことは、とにかく完成を目指すことです。
たとえ60%の状態でも完成を目指し、後から直すことで文章を整えましょう。最初の頃は、「とりあえず完成させる」ことに違和感を感じるかもしれません。しかし、いつまで経っても開かない開かずの踏切のように、完璧主義だといつまで経っても文章は完成しません。勇気を持って、完成主義になってください。
④しっかり構成を考えてから書こう
最後は、書く前にしっかり構成を考えてください。
「自分が書きたいことは何なのか」
「読者が求めていることは何なのか」
「どのような順番で書けば、伝わる文章になるのか」
このようなことを考えてから、書き始めましょう。
考えるのが面倒だと感じるかもしれませんが、トータルでかかる労力は、いきなり書き始めるより少なく済みます。私自身、ライターをしていて辛いことの1つが、構成を最初からやり直すことです。そうならないためにも、できるだけ直さなくて済むように、しっかり考えて構成を練ってください。
まとめ:文章が書けない原因と対策
いかがでしたでしょうか。文章が書けない…と悩んでいる人には参考になったのではないでしょうか。最後にまとめておきます。
①書く内容が足りないorよく知らない
②文章の型を知らない
③完璧主義
④いきなり書き始める
①書く内容をよく調べる
②誰でも使える型を身につけましょう「PREP法」
③完璧主義より完成主義
④しっかり構成を考えてから書こう
もし文章を書くのに行き詰まったら、4つの原因をのどれが当てはまるか考えます。その上で、解決策を試してみてください。
今までのあなたより、少しは書けるようになっているでしょう。