ブログやSNSを書くのに、うまく文章が書けない…
書くには書くけど、良い文章か不安だ…

どうやって文章がうまくなるのだろう…?

そんな疑問をお持ちの方もいますよね。

この記事では、「最短で文章がうまくなる方法」をお伝えします!

文章を書く習慣作りから、具体的な文章術まで、解説しました。

私のフリーライターの経験と知識が参考になればと思います。

1
うまい文章を理解する

どのような文章がうまい文章なのか把握します

2
自分の文章の問題点を浮き彫りにする

問題点が分からなければ、うまい文章は書けません

3
うまい文章を真似する

最初は真似することから始めましょう

4
書く習慣をつける

うまい文章を身に着けるには書き続けることが重要です

文章がうまくなるには「うまい文章」を理解する

何かのスキルを上げたいと思えば、その対象を理解する必要であります。たとえば、ギターをうまくなりたければ、ギターのうまい人がどんな演奏をしているのか見たり、聞いたりしますよね。つまり、まず最初の一歩は、「うまい文章とは何か?」を理解することから始めましょう

うまい文章とは、「読者に変化を与えること」

うまい文章とは、読み手の意図が伝わり、読み手の好奇心をくすぐったり、悩みを解決したり、感動したりする文章です。「読者の心に何らかの変化を与える」とも言えるでしょう。この条件を満たせば、どんなジャンルの文章も「うまい文章」になります。

たとえば、家電製品の説明書でも、使い方を理解したり、トラブル解決ができたりすれば、うまい文章です。また、太り過ぎの人にダイエットの方法を伝え、減量が成功すれば、うまい文章です。

逆に言えば、いくら綺麗な文章を書いても、読者に届かず、何の影響も与えなければ、うまい文章とは言えません。大切なのは読者が、行動を起こし、悩みを解決できる文章です。

文章がうまくなるには「自分の問題点」を知ることが大切

うまい文章を書くには、自分の問題点を把握しましょう。とはいえ、文章の問題点を見つけるのは簡単ではありません。自分で文章を書くと、客観的に見れないからです。問題点を把握するには、2つの方法があります。
・他人に見てもらう
・時間が経ってから文章を見直す

他人に文章を見てもらう

文章の問題点を把握するためにもっとも確実な方法は、他人に見てもらうことです。自分で送ったメールやLINEが、相手にとって理解しにくかった、というのはよくあることです。他の人の視点で、「読者に変化を与える文章か」を判断してください。次のような視点から見てもらうと効果的です。

・読者
・目的
・理解しやすさ
・読みやすい、見やすい

以下のようなイメージで、他の人に文章を見てもらいましょう。

他の人に見てみてもらうテンプレ

「〜〜で悩んでいる人に、◯◯してもらうために書いたのですが、□□さんなら解決できそうですか?また、読みにくかったり、理解できなかったり、引っかかる箇所はありませんか?」

時間が経ってから文章を見直す

「文章を見てもらう人がいない…」なんて人もいるでしょう。その解決策は、数日後に文章を見直すことです。人は時間が経てば冷静になり、客観的にモノゴトを見れます。よって、他人に見てもらうような効果が期待できます。締め切りまで余裕がある場合は、すぐに提出せずに、1〜2日間は見直す時間を設けましょう。自問するには、以下のように行うと効果的です。

自分で文章を見直す4つのポイント

・この文章でもっとも伝えたいことは、何か?
・この文章を読んだ読者は、何をするだろう?
・もっとうまく書くために必要な情報はあるのか?
・わかりにくい表現はどこだろう?

さらに役立つのが、声に出して読んでみることです。声に出すと、目の情報以外に耳を使うため、より文章の問題点が明確になります。また、「どこで言葉が詰まるのか」「どこが理解しにくいのか」がすぐに分かるでしょう。

真似こそ文章がうまくなるための最短ルート

次にやることは、うまい文章を真似することです。どんな達人でも、最初は真似しながら上達していきます。スポーツの現場や仕事場で、よく「あの人の技を盗め」なんて言われますよね。最初は、うまい人の真似をする。そして、徐々にオリジナルにしていく。そのような心構えでスキルを磨けば、文章がうまくなるでしょう。
では実際に、どのような文章をどのように真似すればいいのでしょうか。

真似する文章は「自分が好きな文章」でいい

自分が読んでいて心地良い文章、分かりやすい文章、感動する文章がありますよね。他人から良いと言われた文章や「読みにくいなぁ…」と思っている文章は、真似するのが苦痛になります。最初に真似する文章は、「書きたい」と思える好きな文章にしましょう。

真似するのは「文章そのもの」ではなく、「文章のスタイル」

真似をすると言っても、丸写しでは意味がありません。真似をするのは、文章のスタイルです。どのような構成で文章が展開されるのか、どのような語尾を使っているのか、を真似しましょう。いわば、文章の本質を真似するのです。

書く習慣を付ければ文章はうまくなる

ここまでで、文章をうまくなる方法を3つご紹介してきました。最後の仕上げは、書く習慣です。料理でも車の運転でも、習慣になればうまくなります。文章も同様に、「文章を書く習慣」ができれば、文章力アップは難しくありません。そのためには、「スケジューリング」と「環境」が大切です。

誰でも習慣化できるスケジューリング法

書く習慣をつけるには、スケジューリングが大切です。もしスケジュールを立てなければ、自分に言い訳をして書かなくなるのが人間。その解決策は、自分が集中できる時間に書くことです。ただし、人によって集中できる時間帯は異なるため、まずはどの時間帯が集中できる時間を見極めること。過去の1週間を思い出して、どの時間帯が書くのに最適化か考えてみてください。

私のオススメは、朝の時間帯に書く習慣を作ることです。仕事や学校から帰ってきた後の夕方は、疲れているためサボりやすいです。朝の時間は心身ともにフレッシュですし、他からの邪魔が入りにくいため、習慣化しやすいでしょう。

書くことに集中する環境を整える

あなたは、文章をどこで書いていますか?もし、うるさい場所や気が散るような環境で書いているのであれば、場所を変えましょう。書く習慣を付けるには、自分に自信を付けることが必要です。自信をつけるには、何かの文章を書き上げる経験が必須です。もし書く環境が整っていないと、書き上げるのは簡単ではありません。

人は環境によって怠惰にもなるし、勤勉にもなります。思っている以上に書く環境は大切です。自分がもっとも集中して書ける場所を探してみてください。

うまい文章の7つのテクニック

ここからは、実際の細かいテクニックを紹介し、あなたの文章がうまくなるようにサポートしていきます。

主語を明確にする

相手に伝わらない文章の特徴の1つが、主語がない文章です。私たちは日常会話の中で、主語を省略しています。よって、文章でも同じように主語を省いてしまうのです。

主語がない文章

「先日、地元で開催された音楽イベントを見に行った。あまり期待していなかったが、感動するライブを聴かせてくれた」

この2つの文章は、本来あるべき主語を省略しています。1文目の主語は「私」、2文目の主語は「アーティスト」です。主語が見えないところで変わったことで、分かりにくい文章になっています。

主語がある文章

「先日、地元で開催された音楽イベントを見に行った。あまり期待していなかったが、参加アーティストは感動するライブを聴かせてくれた」

主語を明確にすることで、スッと理解できるようになりました。すべての文章に主語を書く必要はありませんが、省略しすぎて「読者に主語を想像させる」ことは控えましょう。

主語と述語を対応させる

主語を明確にすることに加え、主語と述語が対応していない文章もダメな文章の1つです。主語と述語の使い方が正しくない文章は、「ねじれ文章」と呼ばれています。「ねじれ文章」は、読者を混乱させ、読みたくない文章になってしまいます。

ねじれ文章

「友人の理想的な仕事は、人の起業をサポートしたいです」

主語は「仕事」ですが、述語は「サポートしたいです」になっています。見ての通り、日本語としておかしいですね。

正しい文章

「友人の理想的な仕事は、人の起業をサポートすることです」

上記のように修正することで、正しく伝わる文章になります。「ねじれ文章」は、複雑で長い文章を書くときにやりがちです。対策法は、1文を短くすることです。後で説明しますが、短い文章は「ねじれ文章」の対策にもなる上、分かりやすく伝わりやすいです。

1文は短くする

短い文章には、3つのメリットがあります。
①読みやすい
②伝わりやすい
③ねじれ文章の対策
です。
長々と続く文章は読む気がしないですし、何が言いたいのか分かりにくいですよね。さらに、書き手にとっても「ねじれ文章」を書いてしまう確率も上がってしまうため、デメリットしかありません。

1文が長い文章

「プロジェクトAは、来年の目標を達成できると推測されていたが、予算と人手の問題から難しくなり、今後どうなるかを上層部が判断することになった」

文章が長いせいで、あまり伝わらない文章になっています。

1文が短い文章

「プロジェクトAは、来年の目標を達成できると推測されていた。しかし、予算と人手の問題から難しくなり、今後どうなるかを上層部が判断することになった」

2文に分けました。句読点で区切り、接続詞(しかし)を加えることで、読みやすい文章になったのではなりでしょうか。

繰り返しは避ける

文章がうまい人は、繰り返しの表現を使いません。ある表現を強調するために、意図的に使うことはありますが、基本的には避けます。あまりにも繰り返しの表現が多ければ、読者はイライラするでしょう。日常会話でも、人から同じことを何度も言われたら、「何回も聞いたよ!!」となりますよね。本当に大切なこと、強調したいこと、以外は同じ言葉・同じ文章は使わないようにしましょう。

受け身表現を使わない

受け身の表現の使いすぎは、読み手が混乱します。受け身の文章は、私たちに以下のような印象を与えます。
・自信が無さそう
・説得力に欠ける
・回りくどい

要するに、読者を混乱させ、伝わらない文章になるのです。

受け身表現の文章

「1日に100個売られている」
「あのイスは私たちの工場で作られている」

能動的な文章

「1日に100個売れている」
「あのイスは私たちの工場で作っている」

受け身表現の文章は、どこか他人事に感じられませんか?よって、説得力に欠けるような文章になります。日常会話で使ってしまう表現のため、意識して使わないようにしてください。

具体的に書く

文章を書くことに慣れていない人がやりがちなのは、「こそあど言葉」の多用です。「こそあど言葉」とは、「この」「その」「あの」「どれ」などの助詞です。日常会話でも使いがちですよね。会話の中だと、すぐに「それって何のこと?」と分からないところを確認できが、文章はできません。よって、文章では具体的に書く必要があります。

「こそあど言葉」を使った文章

「ブログの収益を上げるには、毎日ブログを書きながら、SNSを活用する必要があります。しかし、それをやる方法が分からなくて困っています」

「それ」という「こそあど言葉」を使うと、「毎日ブログを書くこと」か「SNSを活用すること」のどちらのやり方が分からないのか理解できません。

具体的に書いた文章

「ブログの収益を上げるには、毎日ブログを書きながら、SNSを活用する必要があります。しかし、SNSの活用が分からなくて困っています」

しっかり「SNSの活用法が分からない」と書くことで、混乱させずに読者に伝わります。何のことを指しているか分かりにくい助詞は、極力使わないようにしましょう。

言いたいことを明確にする

言いたいことを明確にすることで、文章がうまくなります。どっちつかずで言いたいことが曖昧な文章は、読者を混乱させてしまいます。「え?何が言いたいの?」と読者が感じるような文章は、書き手の大切なメッセージが伝わりません。そうならないためは、怖がらずに「結論を明確にする」ことが大切です。

伝わらない文章

「仕事の生産性を上げるには、スケジュール管理をして計画を立てることも大切だし、日々の仕事の見直しも大切だし、他人からアドバイスをもらうことも大切です」

上の文章は、生産性を上げる方法を3つ挙げており、何をすればいいのか読者を迷わすでしょう。

言いたいことが明確な文章

「仕事の生産性を上げるには、スケジュール管理をして計画を立てることが大切です。無計画に仕事をすれば、何をしたらいいのか迷ってしまい、結果的に生産性が下がるからです」

修正文は、「スケジュール管理」に絞って文章を書きました。生産性を上げる方法が1つになるため、何をしたらいいか分かりやすくなり、迷わず行動できるでしょう。ただし、いくつか方法がある場合、どれを書くのか悩む人もいるでしょう。迷った場合は、読者を想像して、「何が1番役に立つかな?」と考えて書いてください。

まとめ:文章がうまくなる方法

簡単そうで難しいのが「文章を書く」ことですよね。どうやったらうまくなるのか、そのために日々やるべきことは何なのか、正式に文章を習った経験がない人は、悩むでしょう。そんなとき、この記事のことを思い出してください。4つのフローチャートと7つの方法を少しずつでもいいので、試してください。そうすればいつか、「文章うまいですね!」と言われるようになるでしょう。

長くなったので、最後にまとめておきます!

文章がうまくなる4つのフローチャート

①うまい文章を理解する
②自分の文章の問題点を浮き彫りにする
③うまい文章を真似する
④書く習慣をつける

文章がうまくなる7つの方法

①主語を明確にする
②主語と述語を対応させる
③1文は短くする
④繰り返しは避ける
⑤受け身表現を使わない
⑥具体的に書く
⑦言いいことを明確にする