あなたはスラスラ文章を書くことができますか?
「文章を書くのに何時間もかかってしまう…」
「なんで、こんなに書けないんだろう…?」
このセリフは現役のライターである私自身が、悩んでいたことです。
しかし、スラスラ書けない原因を深掘りすれば、解決策はとてもシンプルでした。
そんな文章が書けない私でも、今では毎日1万文字を書くほど書いています。
ということで、この記事では「文章がスラスラ書けるようになる練習法」をテーマにフリーライターの私の視点から解説します。
この記事を参考に正しい文章の練習法を学べば、悩まずスラスラ書くヒントになるかもしれませんよ!
練習しても文章がうまくならない3つの原因
ただ闇雲に文章を書いていても文章は上達しません。何事にも原因があるように、文章にも上達しない原因があります。練習法を学ぶ前に、なぜ文章がスラスラ書けないのか深掘りしましょう。
文章を書くことに慣れていない
あなたは文章を書くことに慣れていますか?もし答えがノーなら、あなたの文章力が全ての原因ではないかもしれません。慣れというのは、とても重要です。私たちが何かをできるようになるのは、慣れてきたからですよね。
仕事ができるようになったのも、車が運転できるようになったのも、慣れたからです。すべてを慣れの要因で片付けることはできませんが、慣れというのはモノゴトをうまくなる要因の1つです。
私自身、ライターを始める前は文章が書けないと悩んでいました。しかし、そもそも書く習慣がないのだから、そんなことは当たり前です。少しずつ文章を書く経験を積み重ね、慣れてくることで、今では1日1万文字を書くことも珍しくありません。
「自分は文章力がないから書けないんだ…」とお悩みの方、それは文章力の問題ではなく、「文章の慣れ」の問題かもしれませんよ。
「考える作業」に慣れていない
意外かもしれませんが、文章で大切なのは「文章力」ではなく「思考力」です。文章の目的や読み手を決めたり、構成を考えたり、考える作業が文章70%を占めると言っても過言ではありません。
文章を書くことに慣れていないと同時に、「考える作業」にも慣れていないとスラスラ書けません。
良い文章を知らない
良い文章を書こうとしたら、そもそも良い文章とは何か?を知る必要があります。
美味しいハンバーグを作ろうとするなら、どんな材料でどうやって作ればいいのか調べますよね?文章も同じで、良い文章はどんな構成なのか、どうやって書けばいいのかを知ることから始めましょう。ポイントは、以下の通りです。
・文章の構成
・語尾の使い方
・文章のスタイル
・文章の特徴的な箇所
・カギ括弧や記号の使い方
しかし、良い文章とは書き手によって違います。よって、自分の書きたい文章に似たスタンスの人の文章を選んでください。人の心を動かすような文章を書きたい場合、古典が参考になるかもしれません。
分かりやすい文章を書きたい場合、新聞記事がヒントになるでしょう。自分が目指す文章を選ぶようにしてください。
分かりやすい文章を書きたい人 → 新聞・WEB記事
感動を与える文章を書きたい人 → 小説・古典・文学
人の行動を促す文章を書きたい人 → 広告・メルマガ
スラスラ文章を書くための練習法
文章が上達しない原因はわかりました。ここからは、具体的な文章の練習法を3つに分けて解説していきます。
文章を書く習慣を身に着ける
まず文章を書くことに慣れることが近道です。毎日100文字でもいいので、文章を書くことに慣れましょう。もっともオススメなのは、ブログを書くことです。テーマは、日記でもコラムでもなんでも構いません。大切なことは、誰かが見ているという感覚で文章を書くことです。「うまく書こう」という意識が、文章を上達させてくれるでしょう。
ただ1つ注意してもらいたいのが、「完璧に書こう」と思いすぎないことです。完璧主義は、文章の上達する上でもっとも大切な書く習慣を妨げてしまう恐れがあります。最初は自分が思う完璧な文章なんて書けません。1つの文章を書き切るという意識を持ち、どんどん記事数を増やし、文章を書き上げる成功体験を積み重ねることが第一歩です。
オススメのアウトプット法
ブログを書くのにハードルを感じる人は、Twitterがオススメです。140文字という制限のあるTwitterは、ハードルも低く、文章初心者が練習に使うのに最適な練習場です。
見られているという感覚も相まって、「うまく書こう」という意識が自然と生まれのも高ポイント!また、他の人の文章も同時に見ることになるので、一石二鳥です!
「考えること」に慣れる
前述の通り、文章は70%が「考える作業」です。考えるのが辛い・面倒という理由で、文章が書けない人も多いと思います。少しキツイ言い方をすれば、考えることに慣れずに文章がうまくなることはありえません。
「読者はどんなことを欲しがっているのか」「何を悩んでいるのか」をきちんと考えることが必要です。
良い文章を見て写してみる
自分が「この文章、良いな」と思う文章を写す練習をしてみると、文章はうまくなります。どんなことでもそうですが、真似することでスキルは上達します。たとえば、入社間もないアナウンサーは、先輩アナウンサーのナレーションを一語一句同じように真似をすると言います。それは、文章でも応用できます。良い文章だなと思うものを選んで、一語一句真似してみましょう。
真似し続ければ、文体や語尾の使い方、文章の構成などを体で覚えるようになります。すると、良い文章が書ける上に、文章のパターンが頭に入るため、スラスラ書けるようになるになるでしょう。騙されたと思って、一度文章を真似する練習をしてみてください。
誰かに文章の意見をもらう
あなたは、書いた文章を誰かに見てもらう機会はありますか?書いた文章を他人から客観的に見てもらえれば、的確なフィードバックが帰ってくることは珍しくありません。その意見を学びに変えて練習すれば、文章がうまくなるでしょう。
自分が文章を書くときは、必死で書くため、客観的な視点が欠けてしまいます。分かりやすい事例を書いたつもりが、他の人からは分かりにくいと指摘されたりします。指摘されたところを見直し、書き直す。この繰り返しで、文章がうまくなるかもしれません。
まとめ:スラスラ文章を書くための練習法
いかがでしたでしょうか。文章というのは、ただ書けば上達するわけではありません。正しい方法で、正しく文章を練習すれば、スラスラ書けるようになります。
長くなったので、まとめておきます。
①文章を書くことに慣れていない
②「考える作業」に慣れていない
③良い文章を知らない
①文章を書く習慣を身に着ける
②「考えること」に慣れる
③良い文章を見て写してみる
④誰かに文章の意見をもらう
文章を書く手助けになれば幸いです。あなたも一緒に文章を練習して、スラスラ書けるようになりましょう!!