「文章を書くのが苦手だ…」
「文章がうまい人ってどんな特徴があるんだろう?」

自分の文章力に自信がない人は、「文章がうまい人」に興味があるでしょう。

そのように悩んでいる人は、文章がうまい人の特徴を盗んで、うまく書けるようになりませんか?

ということで、この記事では

本記事の内容

→「文章がうまい人の3つの特徴」
→「うまく文章を書くための2つのヒント」

をお伝えします。

フリーライターとして、数々のライターと関わってきた私の経験が少しでも参考になれば幸いです。

文章がうまい人の特徴①:共感力が高い

文章がうまい人の特徴は、共感力が高い人です。
言い換えれば、「他者の立場から文章を書ける人」ともいえるでしょう。なぜ共感力が高い人がうまいのかというと、読者の求めていることを把握できるからです。

良い文章とは、読者に伝わる読みやすい文章です。しっかり伝わるには、読者のニーズを把握することが欠かせません。つまり、共感力の高い人は、読者の気持ちを把握する能力が高いため、文章がうまいと言えるのです。

たとえば、読者が「東京の六本木で美味しいトンカツ屋」を知りたいと思っているのに、「兵庫の神戸で美味しいトンカツ屋」を書いたら、それは文章がうまいとは言えません。読み手のニーズを無視しているからです。
つまり、読者の立場に立ってニーズを把握し、求めていることを的確に書ける人が文章がうまい人です。

文章がうまい人の特徴②:考えることが好き・得意

文章がうまい人は、突き詰めて言えば、考えることが好き・得意な人です。あなたは、文章を書くうえで、文才や文章力がもっとも大事なスキルだと思っていませんか?そう思っているのなら、勘違いしていると言っていいでしょう。

実際に大切なのは、文章力よりも思考力です。なぜなら、構成を考えたり、文章を見直したり、頭を使う作業がほとんどだからです。「文章は思考力で80%決まる」と言っても過言ではありません。

実際に私はライターとして仕事をしています。日々の業務の中で、もっとも大切だと感じるのは、頭を使う作業です。具体的にいうと、文章の内容を決めたり、構成を考えたりする作業です。
読者の求めていることを想像し、メリットになる情報を集め、どのような順番で、どのように伝えるのか。この思考する作業がもっとも大変であり、文章の良さを左右する大切な要素なのです。

考えることが好きな人は、構成を考えることを苦にしません。考えることを楽しみにしていて、面白いアイディアが浮かぶこともあります。つまり、考えることが好きで、思考力が高い人は、文章がうまい人と言えます。

文章がうまい人の特徴③:普段から自分と向き合っている

普段から自問自答するような癖がある人は、文章がうまい人と言えます。
言い換えれば、「信念がある人」ともいえます。文章を書くという作業を簡単に言えば、思考を整理して、言語化すること。

普段から自分と向き合っている人は、思考が整理されているため、他の人より言語化がスムーズですよね。よって、文章がうまく書けるのです。

そのことは、私自身の実体験からでも感じます。私は普段、本の出版業務をしています。信念のある人、自分自身と向き合っている人と仕事をする時は、スラスラ原稿が進み、仕事がスムーズ。時には、文章を書く機会が全然ないにも関わらず、2日で1万文字を書く人さえいます。
逆に、自分と向き合わず、信念のない人は、なかなか原稿が来ないし、筆が進まないもの。つまり、普段から思考の整理をしていると文章が上手くなるのです。

文章がうまい人から学ぶ2つのヒント

文章がうまい人の特徴はわかりました。では実際に、文章がうまくなるには、何をすればいいのでしょうか。それを解決する方法は、2つあります。

文章がうまい人の特徴から学ぶ2つのヒント

1.人とコミュニケーションを取ること

2.深く考える癖をつけること

以上2つを意識すれば、文章がうまくなります。

1.人とコミュニケーションを取ること

他者視点を身につけるには、人と話をしたり、交流したりすることが近道です。
会話というのは、相手に共感しなければ成立しません。相手の言葉を理解し、それに応じて、自分の言葉を投げかける。無意識にやっている会話は、実は他者視点を身につける上で、うってつけの練習機会なのです。

もし、「人と話す機会がない」「人と話すことが極度に苦手」という人がいれば、オススメなのが映画を見る・小説を読むこと。何かの物語に触れることで、共感能力が上がるからです。自分が始められる方法で、共感力を上げ、文章を上手く書けるようになりましょう。

2.深く考える癖をつけること

思考力を鍛え、文章をうまく書くには、考える癖が大切です。普段の生活の中で、何気に過ぎ去ることを「なんでだろう?」「どうしてだろう?」と疑問を持ち、深く考えましょう。最初は疲れるかもしれませんが、慣れれば世の中の疑問点に答えが見えてきて、楽しめるようになります。

また、慣れてきたら思考を文字にする練習をしましょう。最初から他人に見せるのが恥ずかしい人は、日記からでも大丈夫です。大切なのは、思考を言語化することに慣れること。少しずつ慣れてくれば、自然に文章を書きたくなってきます。そして結果的に、文章がうまくなっているでしょう。

まとめ:文章がうまい人の特徴

いかがでしたでしょうか。最後にまとめておきましょう。

文章がうまい人の3つの特徴

①共感力が高い

②考えることが好き・得意

③普段から自分と向き合っている

文章がうまい人から学べる2つのヒント

1.人とコミュニケーションを取る

2.深く考える癖をつけること

文才や文章力がなくて悩んでいる人、安心してください。文章が書けない理由は、ただ書き言葉に慣れていないからです。文章をうまく書くには、先天的な才能は不要です。
後天的に学ぶことができ、日々の意識を変えるだけで飛躍的に文章がうまく書けるようになるでしょう。